顧客側でのクオリティチェックが長引いて、締め日が変わってしまう

問題

顧客側でのクオリティチェックが長引いて、締め日が変わってしまう


解決策提案

スケジュール遅延のリスクは全てのプロジェクトに存在するので、スケジュール遅延によって締め日が変わってしまう事態を確実に防ぐことは難しいです。ただ、そのリスクを軽減することはできます。以下の方法で取り入れていないものがあれば試してみてください。
・顧客の作業(クオリティチェックなど)もスケジュールに含めてください。しばしば、スケジュールに当社の作業のみを記載し、顧客側の作業を含んでいない例がみられます。ガイドブックで紹介しているように、プロジェクトを完了させるために必要な全てのスコープを作成し、それぞれをタスク分解してみましょう。その際、顧客側の作業もタスクとして設定してください。全てのタスクは必要工数(=期限)が設定されますので、それらをガントチャートに落とし込むことでクオリティチェックなどの顧客側の作業をいつまでに終わらせる必要があるかが明確になり、共有できます。
・成果物の納品の際、クオリティチェックの結果をいつまでに戻してもらう必要があるかを顧客に伝えましょう。
・制作開始当初にスケジュールを提示した上で締め日についても共有しておきましょう。もし、顧客側の都合でスケジュール遅延した場合はスケジュールからそのことを証明できるはずですので、当社側の制作進行に問題がなかったことを伝えた上で締め日の交渉をしましょう。

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