顧客側の品質チェック担当者が変わり、フィードバックの質が落ちる

問題

顧客側の品質チェック担当者が変わり、フィードバックの質が落ちる


解決策提案

担当者によって能力が異なるので、前担当者と全く同じ水準の品質チェックを求めることは難しいです。できることがあるとすれば、これまでどのような品質チェックが行われていたのか、記録を残し共有することです。
・修正管理帳マスタを作る
ガイドブックで紹介している修正管理帳マスタを作成して顧客と共有してください。これによって修正のログを残せるだけではなく、どの程度・どんな内容の修正が行われているのかを関係者間で共有することができ、修正内容の矛盾を防ぎ、修正レベルの均一化を測ることができます。
・品質確認会議を開催する
長期に渡るプロジェクトの場合、「今後の制作における注意点を整理したい」などといった名目で、関係者を集めた品質確認会議を開催します。会議の中で目指すべき品質について、方向性の統一が期待されます。
・当社の懸念を伝える
新しい担当者またはその上長が、品質チェック担当者が変わることの重要性を理解していない可能性があります。もし、明らかにフィードバックの質が変わっていて、それがプロジェクトに影響を与えるようなものであれば、根拠と共に顧客側に伝えます。今後の改善が期待できることに加え、プロジェクトのことを真剣に考えていることをアピールできます。

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